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不朽の人 吉田松陰と安倍晋三

不朽の人 吉田松陰と安倍晋三
不朽の人 吉田松陰と安倍晋三

ふきゅうのひと よしだしょういんと あべしんぞう


松浦光修(皇學館大学教授)/著

定価 本体 1200円(税込 1320円)
ISBN 978-4-905410-75-1
判型・頁数 
A5判・並製ブックレット・136頁
発売 
2024年1月28日
明成社オンライン
後来の種子、未だ絶えず

安倍晋三元総理が凶弾に斃れてより早一年半。生前親交を深めた著者が、自身の体験、安倍元総理が尊敬して已まなかった吉田松陰の学問・思想・行動を安倍元総理と重ね合わせながら、その御遺志を追憶する〈安倍晋三試論〉。
松陰の志を継いで奮起した門下生の如く、安倍元総理亡きあとの日本を如何にして切り拓いていくか。知られざる秘話、古典の言葉が、読む人の心に火を点ける一冊!


我を哀しむは、我を知るに如かず。我を知るは、吾が志を張りて、之を大にするに如かざるなり。(吉田松陰「諸友に語ぐる書」)

安倍さんは、たぶん、もう「不朽」の人……、つまり「不滅の存在」になられたのでしょう。そして、その死を惜しむ人たちのなすべきことは、哀しみに暮れることではなく、その「志を受け継いで、それを広め、大きなものに」すること……ではないか、と思います。(本書より)


◎はじめに

「西大寺の変」の日/『私の「うた日記」―安倍晋三さんとの思い出を交えつつ』の出版/安倍さんを追悼する私の文章・講演・動画について/「留魂碑」の建立と、松陰の墓碑

◎第一章 新・私の「うた日記」―安倍晋三さんの思い出を交えつつ

「闇の世も」―安倍さんと日教組/「胤正しく」―皇統の護持/「夢にありしか」―わずか一年での退陣/「海陸こえて」―皇學館大学での講演/「松下の風」―ふたたび総理へ/「新しき御代」―初の国典からの元号/「逝きし不朽の人ぞ偲ばる」―志を継ぐ者とは…

◎第二章 安倍晋三さんと『留魂録』

安倍さんと「松陰先生」/『留魂録』―「四時の循環」と「後来の種子」/「七生説」―「七生のみならず、初めより未だ嘗て死せざるなり」/「成仏」するためには…―品川弥二郎宛ての手紙/「不朽」の人たれ―高杉晋作への手紙/別れの言葉―「親思ふ心にまさる親ごころ」/留め置かまし大和魂/最期の瞬間「鑑照は明神に在り」/「吾が志を張りて、之を大にするに如かざるなり」

◎第三章 昭恵夫人と「士規七則」

昭恵夫人に宿る「留魂」/昭恵夫人と台湾/令和五年の松下村塾と「士規七則」/乃木希典、山県有朋の「羨望」

◎付記 終わらない「ネガティブ・キャンペーン」