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トークライブ 今こそ問う! 日本の「平和」と憲法改正

トークライブ 今こそ問う! 日本の「平和」と憲法改正
トークライブ 今こそ問う!-日本の「平和」と憲法改正

トークライブ いまこそとう-にほんのへいわと けんぽうかいせい


憲法BlueWave/編
若い世代から憲法議論の波を起こす「憲法BlueWave」。
「憲法のあり方を考えることによって、活力ある日本の未来を拓く」を理念として活動する青年グループです。
ケント・ギルバート、伊藤俊幸、ジェイソン・モーガン、河野克俊、石平、兼原信克、ナザレンコ・アンドリー、谷口智彦/著

定価 本体 1200円(税込 1320円)
ISBN 978-4-905410-72-0
判型・頁数 
A5判・並製ブックレット・152頁
発売 
2023年5月8日
明成社オンライン
日本の「平和主義」はこのままでよいのか!?

若い世代を対象とするイベント「TOKYO憲法トークライブ」の第1~6回の内容を収録。
世界から見た日本国憲法、台湾有事の危機、インド太平洋構想、自由・民主主義の価値……。
各分野のスペシャリストが若者に語った「国のあり方」とは。


~本書より一部抜粋~

●日本でいう「平和主義者」とは、「不戦主義者」のことを指します。戦わなければ平和になるというこの考え方は、本物の平和主義者ではありません。(ケント・ギルバート)

●私は、「日本はアメリカに守ってもらっている」ということを軽々しく口にする人に直面すると、怒りを感じます。今日、日本を守っているのは他ならぬ自衛隊なのですから。(伊藤俊幸)

●私は、これ(神聖ローマ帝国)になぞらえて、日本国憲法は、「日本人が書いたわけではないし、日本という国を 成り立たせないし、憲法でもない」と思っております。(ジェイソン・モーガン)

●「専守防衛」という考え方は憲法の精神から来ているわけですが、こんなことが世界に通用するのでしょうか。スネ夫がジャイアンにぶん殴ってくれと頼むようなもので、国家の品格の問題です。(河野克俊)

●アジアの平和と世界の人権を守る―この二つの分野において、今まさに中国を相手にして、世界各国が 団結して戦う時代が始まっているということです。(石 平)

●私たちとロシア・中国の間で一番ぶつかっているのは何かというと、一人ひとりの良心を大事にして話し合いで合意をつくっていく社会でいくのか、19世紀的な発想の独裁社会でいくのかということです。(兼原信克)

●安倍さんという人は、ピッチャーにたとえると、変化球はあまり投げず、直球しか投げません。そういう人だからこそ、世界の指導者と信頼を築くことができたのだと思います。(谷口智彦)


はじめに
第1章 日本の「平和主義」を問う ケント・ギルバート

憲法九条は「憲法違反」/日本はいま平和と言えるのか/日本の「平和主義」は偽物
【大学生を交えたパネルディスカッション】在日ウクライナ人から見た日本の問題点/大学生が考える日本国憲法の非常識/国に忠誠を尽くすとは/国を守る人々への感謝は当然のこと/世論が変わりつつある

第2章 世界から見た日本国憲法と自衛隊 伊藤俊幸/ジェイソン・モーガン

憲法の語源から見た日本国憲法/「事態対処法」で、日本は国を守るために戦える国になった/シビリアンコントロールとは何か/中国の脅威/憲法改正の意義

第3章 日本の危機に自衛隊トップはどう決断したのか 河野克俊

能登半島沖不審船事案/東日本大震災における原発対応/香港、台湾、尖閣諸島/イージス・アショアを巡って/自衛隊を憲法に明確に位置付けよ/質疑応答

第4章 新たな冷戦構造と台湾有事 石平

人権問題を基軸とした新たな冷戦の構造/インド太平洋地域における新たな冷戦/日米同盟の新たな性格/尖閣諸島は日本の施政権下にあるのか/台湾有事に如何に備えるか/国家と個人の将来は密接に関係する/質疑応答

第5章 世界の秩序を守るために 兼原信克/ナザレンコ・アンドリー

はじめに/自由主義、民主主義はどのようにして世界に広がったか/ロシア、中国は自由主義を知らない/トップが変わらないと権力は腐る/西側はまとまれば強い/台湾有事は一年以内に起きるか/台湾史概観/世界を背負うリーダーに/質疑応答

第6章 安倍総理が描いた日本の未来 谷口智彦

安倍さんがいない日本/皇統断絶の危機/中国による台湾統一の危機/欧米諸国が気付いていない中国の大きさ/日本は洋上に浮かぶ巨大な島/世界の秩序を守る四角形「QUAD」/安倍総理が見ていた日本の現実/日本最大の産業は「社会福祉」/解決の難しい移民問題/安倍総理は経済を一番に考えていた/質疑応答