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国の守りと自衛官の矜持-備えに隙はないか

国の守りと自衛官の矜持
国の守りと自衛官の矜持ー備えに隙はないか

くにのまもりと じえいかんのきょうじーそなえに すきはないか


千葉 德次郎(元陸上自衛隊北部方面総監)/著
昭和28年、岩手県生まれ。陸上自衛隊少年工科学校、防衛大学校卒業後、幹部自衛官として平成24年まで勤務し要職を歴任。東日本大震災では、北部方面総監として、北部方面隊から被災地に約2万名の隊員を送り支援した。退官後は、現職自衛官へのボランティア講話など精力的に活動している。

定価 本体 900円(税込 990円)
ISBN 978-4-905410-73-7
判型・頁数 
A5判・並製ブックレット・112頁
発売 
2023年5月8日
明成社オンライン
日本の平和を守るために、〈隙のない備え〉に万全を期せ!

一瞬の隙が命取りになる国防の最前線で、戦争を起こさせないために日々守りを固める自衛官の実像と矜持とは。
元幹部自衛官の著者が自身の実体験を交えつつ、国防の心得、国家全体で隙をつくらないことの大切さを訴える!


はじめに

1 国を守るとは

国防は真剣勝負
今、戦っていますか?
守るべき国のルーツ

2 先人の守り

古代——防人の守り
中世——武士の守り
近代——軍人の守り
(1)独立自存の「五十年戦争」 (2)守るべき日本とは (3)大東亜戦争と植民地の独立

3 米軍占領下の日本の対応

米国の思惑と完全非武装化
(1)ポツダム宣言と日本の受諾 (2)精神的武装解除と教育改革 (3)占領下の憲法改正
冷戦の始まりと米国の対日戦略の変更
警察予備隊の誕生
独立回復と日米安保条約の締結
保安隊への改編

4 自衛隊の歩み

難産だった自衛隊の誕生
国は誰が守る?
自衛隊の守り
(1)治安の守り (2)直接侵略対処 (3)冷戦終結と日本の課題
湾岸戦争と国民の目覚め
政変と国家安全保障戦略
自衛隊と身近な災害派遣
(1)雲仙普賢岳の噴火——命よりも重いもの (2)地下鉄サリン事件——俺がやる (3)原発事故対処——任務です
(4)御嶽山の噴火——中隊の絆 (5)草津白根山の噴火——教官の責務 (6)緊急患者輸送の任務——任半ばに殉ず
国民意識の変化

5 崇高な使命と隊員教育

教育の目的と目標
(1)義務教育の補完 (2)武器を預けられること (3)命を預けられること
隊員の行動規範
厳しい訓練と鬼の涙
状況判断と自己責任〈東日本大震災の例〉
隊員の心の準備〈家族への手紙〉
自衛官は“アンパンマン”

6 平和を守る戦い

隊員の心に隙はないか
家族との間に隙はないか
国民との間に隙はないか
日米同盟に隙はないか
隙を見せない戦い

7 国民とともにある自衛隊

まだ間に合う日本再生
主権国家としての憲法改正
教育の立て直し

おわりに
参考文献