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自由を守る戦い―日本よ、ウクライナの轍を踏むな!

自由を守る戦い

自由を守る戦い―日本よ、ウクライナの轍を踏むな!
じゆうをまもるたたかい/にほんよ、ウクライナのてつをふむな


ナザレンコ・アンドリー/著
1995年、ウクライナ東部のハリコフ市生まれ。ハリコフ・ラヂオ・エンジニアリング高等専門学校の「コンピューター・システムとネットワーク・メンテナンス学部」で準学士学位取得。2013年11月~14年2月、首都キエフと出身地のハリコフ市で、親欧米側学生集団による国民運動に参加。2014年3~7月、家族とともにウクライナ軍をサポートするためのボランティア活動に参加。同年8月に来日。日本語学校を経て、現在、大学で経営学を学ぶ。ウクライナ語、ロシア語のほか英語と日本語にも堪能。本書『自由を守る戦い』が日本語書籍としてはデビュー作。

定価 本体700円(税込770円)
ISBN 
978-4-905410-55-3
判型・頁数 
A5判・76頁
発売 
2019年8月
明成社オンライン
他国に防衛を委ね、クリミアを侵略されたウクライナと重なる日本への警鐘。
ソ連共産主義社会の実態、日本の神道へのアプローチも。

推薦の辞 田久保忠衛

他国に防衛の大元を委ねる日本への警鐘

第1章 国を守るということ―ウクライナの教訓

ウクライナの国旗ともう一つの旗/文化を守ることの大切さ/ウクライナの過ち/自国の防衛を他国に委ねてしまうとどうなるか/親露派大統領に抗議して立ち上がった国民/国外へ逃亡した大統領/クリミアの悲劇と祖国回復の動き/ソ連の負の遺産を受け継いだロシア/クリミア半島はロシアのもの?/経済悪化、破滅寸前のロシア/沖縄を「クリミア化」させるな/憲法改正で国民の強い意志を示すことこそ抑止力

第2章 日本人が知らない共産主義の恐怖

一般ソ連人から見たソ連とは?/国内パスポート/アパートを買うこともできない/無名でモノクロの第二世界/病院と学校も選択できない/無職は犯罪/就活はない/出国ビザ/優秀な人材は刑務所へ、自由主義者は精神病院へ/候補者が一人しかいない選挙/伝統的家族観の破壊/終わらない戦争/計画経済がもたらす物資不足と低生活水準/有職者は悪/国民の生命財産保護を軽視/共産主義者でも弾圧される

第3章 日本に魅せられて―私がウクライナ語版『古事記』を出す理由

柔道家の父の影響/来日し、東郷神社を参拝した感動/「恥の文化」と「罪の文化」/ウクライナ人に伝えたい『古事記』のすばらしさ/民族的アイデンティティを取り戻せ