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象徴天皇考

象徴天皇考

象徴天皇考

しょうちょうてんのうこう


小堀 桂一郎(こぼり けいいちろう)/著

東京大学名誉教授。文学博士。昭和8年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、旧西ドイツ・フランクフルト大学留学。東京大学大学院博士課程を修了し、平成6年まで東京大学教授。平成16年まで明星大学教授。現在、日本会議副会長。乃木神社中央乃木會会長。
著書に『和歌に見る日本の心』『皇位の正統性について』、共著『明治天皇と日露戦争』がある。

定価 本体1,500円(税込1,650円)
ISBN 
978-4-905410-54-6
判型・頁数 
四六判・192頁
発売 
2019年4月
明成社オンライン
◆「象徴天皇」観は、どこからきたのか?

平成の御代を通して「象徴」としてのあり方を模索し続けられた陛下。そもそも象徴としての役割に、具体的な規定はありません。「天皇=象徴」観は、どこから発し、どのようにして憲法に定義されていったのかを探ります。
第Ⅱ部では、“平成日本の忘れ物”「靖国問題」を考察します。


第Ⅰ部 「象徴天皇」考
1.天皇=象徴観の淵源と定着
2.皇室の御繁栄を願つて

・皇位継承に制度的安定を
・皇室の御安泰を真剣に考へる秋
・失はれた氏族集団の構造―『昭和天皇実録』に見るその残像
・「国民統合の象徴」の隠れた典拠
・国民請願で皇室の藩屛再建を
・皇位継承儀礼は伝統に則して
・旧宮家の早期皇籍復帰を切望する
・皇室の繁栄は民力再生の道標

第Ⅱ部 「靖國問題」考
1.国民精神の支柱としての靖國の記憶
2.近代史の苦難の象徴 靖國神社―「靖國問題」の理解と克服のために
3.天皇陛下御親拝の実現を願つて

・みたま祭の公共性に再認識を
・歴史の是正を世界に宣揚せよ