日本の心に目覚める五つの話
にほんのこころにめざめる 5つのはなし
松浦光修(まつうら みつのぶ)皇學館大学教授/著
定価 本体2,200円(税込2,420円) ISBN 978-4-944219-92-6 判型・頁数 四六判・360頁 発売 2010年4月29日 |
日本人なら誰でも知っておくべき五話
戦争や災害や不況が、どんなに襲ってきても、それだけですぐに、国が滅びるわけではありません。けれども、その国の人々が、その国の人々らしい「心」を失ってしまったら…、国は、いつのまにか気化して、消えてしまうのです。
中学生・高校生を始め、青年層を対象にした折々の講演をもとに、日本人として、どうしても知っておいてほしい五話を精選。
目にみえるもの、目に見えないもの/「かんじんなこと」は「目」には見えない/神話のお話をする前に…/“価値”は、“心”が決めるもの/神話は民族の“心のかたち”/世界で一つだけの“国”/“歴史は鏡”というけれど…?/伊勢神宮は世界の聖地/天照大神、伊勢に鎮まる/祈りの力/天皇は、まず神を祭る/感謝の心・報恩の行い
「建国記念日」と明治維新/荒廃する御陵/邪説の横行/御陵の再発見/復古への険路/激流の中の復古/不屈の気概
第三話 七たび生きる―「楠公精神」の歴史
「正成一人…」/挙族殉皇の跡/「嗚呼忠臣楠子之墓」/「楠の、いま大石となりにけり」/「公は死せず…」/近代知識人の混迷/大東亜戦争と正成/「楠公精神」とは?
気がつけば…武士道/“女帝”はあるが“女系”はない/太平の眠りのなかで…/覚めても寝ても…/国の誇りを、守る気力/生涯、聖跡を汚さず/御心にお応えする者とは、だれか?/日本が“皇国”である根拠とは?/松陰を松陰にしたもの/七たび生まれかわっても…/親思う、心にまさる親心/留めおかまし、大和魂
“民族の大切な記憶”/占領下の“日本”を支えた「五箇条の御誓文」/勝海舟・横井小楠・坂本龍馬/由利公正と福岡孝弟/木戸孝允と「五箇条の御誓文」/永遠なるものへの“祈り”と“誓い”