抹殺された大東亜戦争—米軍占領下の検閲が歪めたもの
まっさつされた だいとうあせんそう/べいぐんせんりょうかの けんえつが ゆがめたもの
勝岡寛次(かつおか かんじ)明星大学戦後教育史研究センター/著
定価 本体1,900円(税込2,090円) ISBN 4-944219-37-7 判型・頁数 四六判・430頁 発売 2005年8月 |
GHQは、占領直後から民間検閲支隊(CCD)を通じて、あらゆる情報ソースの検閲体制を敷き、厳格な情報操作を行った。
本書は、米国・メリーランド大学プランゲ文庫に保存された検閲史料のうち、約13000種の雑誌について丹念に検証。その内容は、単に大東亜戦争についてのみならず、明治維新や日露戦争の意義を否定し、欧米による植民地支配批判や東京裁判批判をも封じ込めるという一方的なものだった。
私たちが「忘れさせられた」歴史とは何か。戦後世代の著者の手で明らかにされています。
序 本書を江湖に薦めるの辞 ―小堀桂一郎
まえがき 「大東亜戦争」の抹殺と「太平洋戦争」の強制