家庭教育の再生—今なぜ「親学」「親守詩」か
かていきょういくのさいせい/いまなぜ おやがく おやもりうたか
高橋史朗(たかはし しろう)明星大学教授/著
定価 本体800円(税込880円) ISBN 978-4-905410-13-3 判型・頁数 A5判・80頁 発売 2012年9月17日 |
日本の伝統的子育てを復活し、家庭教育の再生を!
最新の脳科学研究が明かした合理的な対応策は日本人が昔から家庭で普通に行ってきた「しっかり抱いて、下に降ろして歩かせる」という伝統的な子育てだった。
親心を復活し、親孝行の心を育てるため、今何をすべきなのか。最新の脳科学研究から日本の伝統的子育てを見直し、具体的対応策を明らかにする。 巻末に親学Q&A掲載。
第1章 日本の再生は教育の再生から
子供たちにいま何が!?「新型学級崩壊」の背景にあるもの/道徳の土台は愛着形成/星空を「じんましん」と言った小学生/親心の衰退/異常な名前の子供たち/失われた縦のつながり/家族を破壊する家庭科教科書/いかにして土壌を耕すか/日本の伝統文化が子供たちを癒す/社会総がかりで親学の推進を/「親守詩」を全国に/伝統文化の創造的再発見
第2章 教育再生への課題と展望
「親学」の原点/児童中心主義が教育荒廃の原因/日本人の遺伝子をオンにする/発達障害対応に官民協力/発達障害を理解し連携を
・家庭教育条例案をめぐって
[コラム]「家庭教育条例案」論争の構図……熊本大学教授 高原朗子
第3章 親を支援するための「親学」
「愛着形成の不足」と「愛情不足」は明確に違う/全国に広がりつつある「親学」
【親学Q&A】
・「親学」ってなんですか?
・「親学」は価値観の押しつけ。家庭教育に介入するのでは?
・今なぜ「親学」が必要なのですか?
・親学は何を目指しているのですか?
・日本の伝統的子育てとは? 他