遷宮をめぐる歴史—全六十二回の伊勢神宮式年遷宮を語る
せんぐうを めぐる れきし/ぜん62かいの いせじんぐう しきねんせんぐうを かたる
茂木貞純 國學院大學教授 前田孝和 神社新報社取締役/著
定価 本体1,200円(税込1,320円) ISBN 978-4-905410-14-0 判型・頁数 四六判・170頁 発売 2012年11月23日 |
伊勢神宮式年遷宮とは、20年毎に神殿や神宝の全てを作り替え、大御神に神殿へお遷りいただくもので、わが国にとって最大の祭事です。その第1回は、持統天皇の朱鳥四年(690)に始まり、中世の戦乱期を除いて、1300年にわたり継続実施されてきました。幾度の戦乱、政変にも拘らず、かくも永きにわたり続いてきた秘密はどこにあるのでしょうか。
本書は、昭和63年に刊行された『遷宮をめぐる歴史-歴史をつらぬく神宮崇敬』(神道文化叢書13)を増補改訂したもので、第1回から第62回まで、その時々の式年遷宮の時代背景に触れながら、日本民族のいのちの甦りともいうべき遷宮の歴史とその意義を明らかにしていきます。
稲と水と木/稲作の起源/稲は神さまのたまもの/伊勢の神宮の創祀/木の神、素盞鳴尊/天照大神と外宮の鎮座/式年遷宮の立制
式年遷宮 第 1回~第61回 いよいよ第62回式年遷宮
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