日本の歴史・伝統文化など「日本人の誇り」を甦らせる書籍の出版をしています

皇室と日本人―寬仁親王殿下 お伺い申し上げます

皇室と日本人

皇室と日本人—寬仁親王殿下 お伺い申し上げます
こうしつと にほんじん/ともひとしんのうでんか おうかがいもうしあげます


寬仁親王(ともひとしんのう)ほか

定価 本体1,200円(税込1,320円)
ISBN 4-944219-41-5
判型・頁数 新書判・188頁
発売 2006年3月
品切れ・重版未定
皇族の役割、拙速な女系天皇容認論に対する憂慮のご発言を集めたインタヴュー集

寬仁親王殿下は、障害者福祉・スポーツ振興・青少年育成・国際親善を軸に幅広い活動を続けておられ、特にスポーツを通じ、心身に障害を持つ者が社会参加出来るように自ら指導に当たられるほか、難病者や重度障害者の自立のための施設の建設・運営管理にも積極的に取り組まれています。
本書では、皇位継承のありかたについて、かつての女帝がどのようなご存在であったのか、男系を守ってきた歴史的先例、万世一系の大切さを国民が理解した上で慎重に議論して欲しいと語られ、皇族の役割、昭和天皇様・高松宮様の思い出、宮邸のご様子、度々受けられた癌治療、ご自身の活動についても述べられています。


加瀬英明 刊行に寄せて


第1章 皇室と日本人 皇族のお務めとは何か―日常語で語られた皇族観/聞き手 加瀬英明

皇族の務めとは何か/障害者福祉で感じること/皇族の職業選びは難しい/皇族は国民に守られている/皇室と英国王室の違いについて/皇族は何もしなくていい?/一人歩きしている「開かれた皇室」論/「皇室外交」という言葉の不思議/皇太子両殿下に国民が望むもの/予後にわかった二つの大切なこと

第2章 天皇さま その血の重み ―なぜ私は女系天皇に反対なのか/聞き手 櫻井よしこ

皇族内の現場監督の役割/光明皇后が始めた福祉の伝統/皇族であることは重荷か/振り子の原点としての存在/傍系で血をつないできた歴史/旧皇族復帰に違和感はない/女系天皇は日本国終わりの始まり/本当に「陛下のご意志」か

第3章 皇室の藩屏として思うこと/聞き手 小堀桂一郎

日本国の歴史が変わる一大事/陛下がおっしゃるはずがない/三笠宮一族は同じ考え/皇族は存在していることに意味がある/皇室の藩屏とは/正しい情報に基づいた世論の形成を

第4章 いま申し上げて置きたいこと/聞き手 「正論」編集部

還暦はまだ小僧っ子/政治を超えた歴史、民族の問題/色々な選択肢がある/天皇制がなくなれば日本は四分五裂/絶対に変えてはいけないもの/背筋が凍った先帝様の打ち明け話/オーラが違った昭和天皇/今上陛下のご心中/かつては想像もできなかった事態/父親としては困る話/自信のない親たち/「無」の大切さ/世界で通用する選手を養成するには

とどのおしゃべり 近況雑感 柏朋会会報「ざ・とど」2005年9月30日号所収