明治維新という大業―“大東亜四百年戦争”のなかで
めいじいしんという たいぎょう/だいとうあ 400ねんせんそうのなかで
松浦光修(まつうら みつのぶ)皇學館大学教授/著
定価 本体1900円(税込2,090円) ISBN 978-4-905410-52-2 判型・頁数 四六判・412頁 発売 2018年10月 |
16世紀から20世紀へ―、壮大なスケールで描く“大東亜400年戦争”という視覚。そこからはじめて明治維新の本質が見えてくる。
わが国は建国以来、一度も外国の植民地になったことはありません。ふつうの日本人は、ふだんそれを“あたりまえのこと”と思って暮らしていますが、世界の有色人種の人々から見れば、それは“信じられないこと”なのです。
“なぜ日本は、一度も植民地にならなかったのか?”その問いに答えようとすれば、まずは「明治維新とは何か?」という問いに直面するでしょう。そこで、いろいろと私なりに考えたあげく、私は、本書で「大東亜四百年戦争」という歴史の見方を提示することにしました。
第一節 維新否定(=反薩長)史観の“正体”
第二節 “反日つながり”の学者、教師、官僚
第三節 会津も薩長も、尊皇は同じ
第四節 なぜ共産主義者は、明治維新が嫌いなのか?
第一節 イベリア勢力―“神の教え”・“悪魔の所業”
第二節 イベリア勢力と、秀吉の“大東亜戦争”
第一節 尊皇とは何か?―楠木正成の「忠」と「革命」の克服
第二節 「攘夷」とは何か?―会沢正志斎から西郷隆盛へ
第一節 「会議を興す」とは?―洋学者たちが伝えたもの
第二節 「盛んに経綸を行う」とは?―横井小楠・坂本龍馬
第一節 王政、復古する
第二節 「御誓文」、公布される
第三節 永遠なるものへの“祈り”と“誓い”
第一節 ハワイ王国の滅亡と日系人差別
第二節 大東亜戦争―人種平等の世界へ