日越ドンズーの華—ヴェトナム独立秘史―潘佩珠の東遊(=日本に学べ)運動と浅羽佐喜太郎
にちえつドンズーのはな/ファンボイチョウの ドンズーうんどうと あさばさきたろう
田中 孜(たなか つとむ)ホンバン大学名誉教授/著
定価 本体1,600円(税込1,760円) ISBN 978-4-944219-90-2 判型・頁数 四六判・277頁 発売 2010年7月21日 |
ヴェトナム独立を支援した日本人がいた!
20世紀初頭、フランスによる植民地支配に苦しむヴェトナム。厳しい警戒の目をかいくぐり、密かに祖国を後にする一人の志士がいた。ヴェトナム独立の志を抱く潘佩珠(ファンボイチョウ)である。彼は日本の力を借りてフランス軍を駆逐しようと考えていた。
潘と、彼に支援を惜しまなかった大隈重信、犬養毅、浅羽佐喜太郎らとの交流、活躍を描く感動の歴史ノンフィクション。
◆ヴェトナム独立運動家・潘佩珠を支えた義侠の人・浅羽佐喜太郎
◆ヴェトナムの若きプリンス幾外侯の日本亡命
◆1945.3―フランスの仏印支配を終焉させた日本軍の攻撃
推薦のことば…国際ことば学院外国語専門学校理事長 末続晨一郎
はじめに(Dr.ND.Hoe―Dong Du 日本学校校長のこと)
第一部 潘佩珠と浅羽佐喜太郎にかかわる歴史物語
第一章 神童・潘佩珠
第二章 浅羽佐喜太郎とその周辺
第三章 潘佩珠が来日する頃の日本
第四章 潘佩珠と浅羽佐喜太郎の出会い
第五章 東遊(=日本に学べ)運動
第六章 ヴェトナム本国の変貌
第七章 日仏協約
第八章 義侠の人・浅羽佐喜太郎
第九章 二人をめぐる謎―新たな視点からの解明の試み
第十章 大隈重信に紹介されたタイの有力者たちの支援を受ける
第十一章 中国で辛亥革命が成功。革新派の力を借りて活動
第十二章 共産主義者ホー・チ・ミンの台頭を間近に控えた新時代
第十三章 春日神社と浅羽家
第十四章 日越の友好を願って
第十五章 ヴェトナム独立運動余話
第十六章 幾外侯と日本軍