まほろばシリーズ (6)
幕末の先覚者 橋本左内—幼なごころをうちすてた十五歳の決意
ばくまつのせんがくしゃ はしもとさない/おさなごころを うちすてた じゅうごさいのけつい
大津寄 章三(おおつき しょうぞう)/著
定価 本体600円(税込660円) ISBN 978-4-944219-91-9 判型・頁数 A5判・48頁 発売 2011年7月7日 |
全国学力テストで、常にトップクラスの成績をたたき出す福井県。
そこには、歴史を尊び、歴史に学ぶ風土があった。
全国学力テストの結果について、福井県の教育関係者は、「左内さんの啓発録が大きく関係していると思う」と言います。
橋本左内は、天保五年、福井県の医師の家に生まれました。左内に出会った人々は、左内の目が覚めるような頭脳と才能に、皆驚嘆したといいます。幕末の英雄・西郷隆盛は、「わしが心から尊敬する人物は、先輩では水戸の藤田東湖先生、同輩では橋本左内」だと述べています。
そんな橋本左内と、左内が15歳の時に書いた「啓発録」について、子供にも分かり易く書かれています。
一、幕府の重役、川路聖謨
二、西郷隆盛と橋本左内
三、左内を慕った牢名主
四、自分を卑下し毎晩涙した幼少の左内
五、退路を断った十五歳の決意表明
六、国の運命を背負って
七、恐れられた橋本左内
八、吉田松陰と橋本左内
「啓発録」原文 ・年表