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台湾独立の胎動(3)

陳水扁総統のメッセージ

今回インタビューした陳水扁政権の2人の国策顧問は共に親日的であったが、我々の知る限りでも、親日的な考えを持った人々が総統の周囲にかなりいる。
日本で活躍するJET日本語学校校長の金美齢女史も国策顧問であるし、総統府の最高顧問である彭明敏氏も親日家であるという。また、東方工商専科学校校長の許国雄氏は、国民党の評議委員(顧問の上の最高幹部)を務めながら陳政権の行政院(内閣)顧問である。
こと対日政策に関しては、李登輝前総統の路線から大きな変更はなさそうである。              しかし、我々は斯かる状況に決して甘えてはならない。台湾側の好意に応え、今度は日本側が為すべきことを為す番である。
陳水扁新総統から日本国民へ、我々は次のようなメッセージをお預かりした。

「総統と国民党主席の職務を退任した李登輝氏は、母校・京都大学や古い友人を訪問するために訪日の良い機会を待っておられます。
日本は中共(=大陸の中国共産党政権)をそんなに恐れることはありません。日本は『国格』を持つべきです。政府も国民も尊厳を持ち、中共の奏でる音楽に従って踊る必要はありません。日本政府が、独立主権国家としての国格と尊厳を喪失させようとしている中共を恐れることを、我々は誠に遺憾に思います。日本の世論や、国会と国民が立ち上がって政府に影響を与え、現状を突破されることを、私個人としては大きく期待しております」

取り方によっては、日本側に対して失礼、とさえ思えるほどの非常に厳しい内容のメッセージである。しかし、日本は台湾に対してこれ以上の非礼を幾度も繰り返してきたのである。  李登輝前総統の来日実現は、日台友好を前進させる上で、どうしても越えなければならない重要なハードルであり、日本人はこのために大いに力を尽くさなければならない。