インド国民軍を支えた日本人たち—日本ガ感謝サレズトモ独立達成ナラバ本望ナリ
インドこくみんぐんを ささえた にほんじんたち/にほんが かんしゃされずとも どくりつたっせいならば ほんもうなり
伊藤啓介(いとう けいすけ)東亜経済調査局附属研究所第一期生・元F機関員
関岡英之(せきおか ひでゆき)拓殖大学日本文化研究所客員教授/著
定価 本体524円(税込576円) ISBN 978-4-944219-74-2 判型・頁数 A5判・48頁 発売 2008年 8月15日 |
かつて、大アジア主義者として著名な大川周明博士の思想を体得実践するための組織が存在した。東亜経済調査局附属研究所、いわゆる大川塾である。伊藤啓介氏は、この大川塾の第一期生であった。
昭和16年12月、大東亜戦争が勃発すると、伊藤氏は特務機関の一員として日本軍とともに英軍支配下のマレー半島を進撃、イギリス軍に所属するインド兵たちを寝返らせる工作に従事した。そして、このとき投降したインド兵捕虜らを中心に、インド独立のためにイギリスと戦う軍隊、インド国民軍が結成されるのである。
昭和19年3月、インド国民軍は、祖国解放のための歴史的進撃をついに開始する。
大川周明の大アジア主義 関岡英之
・大川塾―最高の講師陣と文武両道の教育
・インド国民軍創設に協力した藤原期間(F機関)
・インド人部隊の内紛
・インド独立の英雄チャンドラ・ボーズ、最高司令官に就任
・大川周明はインド国民軍をどう見たか
・チュンドラ・ボーズは西郷さんのような人
・日本が感謝されずともインドが独立すれば本望