語り継ごう 日本の思想

語り継ごう 日本の思想
 語り継ごう 日本の思想 かたりつごう にほんのしそう
国民文化研究会・國武忠彦/編著
定価 本体2,000円+税 (税込2,160円)
ISBN 978-4-905410-37-9
判型・頁数 四六判・416頁
発売 2015年11月
kounyuu
◆日本思想をかたちづくる文章を、この一冊に凝縮。
古事記・日本書紀の神話伝承をはじめ、法然・親鸞・日蓮の仏教思想。また、古典・和歌、近代の詔勅、契沖・本居宣長の国学思想。さらに、小林秀雄・岡潔など現代の思想家まで。本書は、貴重な原文(文献)に、丁寧な現代語訳をつけました。なお、人物や事項を詳しく解説しています。
とくに青年・学生には、座右の書となる一書です。

〈内容〉
一 聖徳太子 ―和を以て貴しと為す
二 古事記 ―倭は国のまほろば
三 日本書紀 ―「天壌無窮」の神勅
四 万葉集 ―「言霊の幸はふ国」の大歌集
五 菅原道真 ―東風ふかばにほひおこせよ梅の花
六 法然 ―専修念仏の教え
七 親鸞 ―地獄は一定すみかぞかし
八 道元 ―只管打坐
九 日蓮 ―「法華経」こそ正しい教え
一〇 源実朝 ―短歌史に名をとどめた悲劇の将軍
一一 慈円 ―道理で説いた歴史書『愚管抄』
一二 平家物語 ―平家一門の盛衰を伝える一大叙事詩
一三 北畠親房 ―大日本は神国なり
一四 太平記  ―南北朝の動乱を描く軍記物語
一五 世阿弥 ―秘すれば花なり
一六 戦国武将たちの歌 ―動乱の日々に歌を詠んだ武将たち
一七 中江藤樹 ―「近江聖人」と仰がれた陽明学者
一八 山鹿素行 ―学問は「日用の学」にあり
一九 荻生徂徠 ―学問は歴史に極まり候
二〇 松尾芭蕉 ―旅を好み旅に死した俳人
二一 契沖 ―『万葉集』の註釈に取り組んだ国学者
二二 賀茂真淵 ―『万葉集』の歌は「丈夫の手振なり」
二三 本居宣長 ―三十五年をかけた『古事記』の研究
二四 武道初心集 ―「太平の世」に武士はどう生きるか
二五 葉隠 ―今の一瞬に思いを定める
二六 頼山陽 ―武家の興亡を描いた『日本外史』
二七 大塩平八郎 ―「知行合一」に生きた廉直の士
二八 藤田東湖 ―幕末の志士が愛唱した「正気の歌」
二九 会沢正志斎 ―志士たちを奮い立たせた『新論』
三〇 二宮尊徳 ―農村復興を実現した指導者
三一 佐久間象山 ―「東洋道徳 西洋芸術」を唱えた先覚者
三二 吉田松陰 ―留め置かまし大和魂
三三 橋本左内 ―武士の心構えを説いた『啓発録』
三四 遣米使日記(村垣淡路守) ―誇り高き幕府の遣米使節
三五 高杉晋作 ―「奇兵隊」を率いた幕末の風雲児
三六 横井小楠 ―幕政改革の契機となった『国是七条』
三七 孝明天皇「御述懐一帖」 ―幕末の国運を担われた天皇
三八 西郷隆盛 ―私心なき政治を説いた『南洲翁遺訓』
三九 勝海舟 ―内戦の危機を救った江戸城無血開城
四〇 「五箇条の御誓文」と「明治維新の宸翰」 ―新政の方針と若き天皇のご決意
四一 福沢諭吉 ―「独立の気力」を説き続けた啓蒙思想家
四二 軍人勅諭 ―軍人の心得を諭す天皇のお言葉
四三 伊藤博文 ―立憲政治の確立に尽力した初代の総理大臣
四四 井上毅 ―国家統治の根本を説いた明治の官僚
四五 大日本帝国憲法における「三つの前文」 ―憲法制定に込められた明治天皇のご心懐
四六 元田永孚 ―欧化の行き過ぎを正した儒学者
四七 教育勅語 ―国民に語りかけた道徳の指標
四八 樋口一葉 ―国家の命運とともに生きた明治の女性
四九 清国に対する宣戦布告の詔 ―朝鮮の独立をめぐる清国との戦い
五〇 陸奥宗光 ―「三国干渉」に立ち向かった明治の外相
五一 遼東還付の詔(三国干渉)―思い知らされた国力の差
五二 正岡子規 ―近代短歌革新の勇者
五三 内村鑑三 ―「二つのJ」(キリストと日本)に仕えた宣教師
五四 新渡戸稲造 ―世界に「武士道」を知らしめた人
五五 露国に対する宣戦布告の詔 ―国の存亡を賭けたロシアとの戦い
五六 山櫻集 ―日露戦争を戦い抜いた軍民の詩歌集
五七 東郷平八郎 ―勝って兜の緒を締めよ
五八 戊申詔書 ―ゆるんだ国民精神へのいましめ
五九 岡倉天心 ―日本は東洋文明の博物館
六〇 乃木希典 ―明治天皇に殉死した武人
六一 森鷗外 ―時代は二本足の学者を要求する
六二 夏目漱石 ―「自己本位」に立脚した明治の文豪
六三 柳田國男 ―日本民俗学の創始者
六四 小林秀雄 ―歴史は決して二度と繰り返しはしない
六五 竹山道雄 ―悲劇の主役はむしろ近代であった
六六 福田恆存 ―昭和を代表する保守思想家
六七 岡潔 ―日本的情緒がくにの中身